〔埼玉〕非日常を示すものごと(旅支度のお話その3)
こんにちは!本日もお越しいただきありがとうございます!
メモリード埼玉営業部の寺沼です。
前回に引き続き、旅支度シリーズ。 今回は白装束についてお話しさせていただこうと思います。
もともとはお坊さんのお遍路(おへんろ)の時の服装でもあったとも言われる白装束、そもそも何故白であるのか、皆さんご存じでしょうか?
諸説あるようですが、一つは仏教においてだと、白はけがれのない色だからと言われています。けがれのないことは清浄であるという考え方より、清らかな姿で旅立って欲しいという思いがあるようです。
もう一つは紅白の考え方からあるようです。めでたい色の組み合わせとして知られる紅白において、紅には赤ちゃんの誕生や祝い事、白には死を意味するという起源があるようです。
また、着せ方にも意味があります。左前(着物などの着方の反対)にして着るのは「逆さごと」という、通常とは逆のことを行う風習が日本の葬儀にはあったからと言われています。
ちなみに、葬儀においては他にも、湯灌(ゆかん、亡くなられた方を棺に納める前に、湯で洗い清める儀式)の際に、盥(たらい)には水を先に、お湯を後に入れる逆さ水、足袋は左右反対に履かせる等といった逆さごとがあります。
このようにすることで、葬儀は誰にとっても日常とは違う非日常的なこととする風習があったようです。
着させている装束や着せ方にも意味がある、どこか歴史を感じさせる内容でした。
今回はこれまで、それではまた!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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