12月9日(日)の上毛新聞に弊社メモリードの土屋良輔選手(スピードスケート選手)の記事が紹介されました。
【記事全文】
男子団体追い抜き
日本2季ぶりV
【トマショフマゾウィエ ツキ(ポーランド)共同)】
スピードスケートのワール ドカップ(W杯)第3戦第1日は7日、ポーランドのトマショフマゾウィエツキで で行われ、男子団体追い抜きで土屋良輔(メモリード、嬬恋出身)一戸誠太郎(ANA) ウイリアムソン師円(日本電産サンキョー)で挑んだ日本が3分47秒50で制し、2季ぶり2度目の優勝を果たした。
日本の男子にとっては2年ぶりのW杯優勝だった。土屋は「1位になるチャンスが今年はあると思って3レースやってきた。やっと勝てて素直にうれしい」と声を弾ませた。団体追い抜きを引っ張った一戸は「課題も残しつつ優勝という結果になった。本当にうれしい」と表情を緩めた。
五輪王者を破る価値ある勝利だ。同走したのは平昌五輪優勝メンバーをそろえたノルウェー。中盤で前に出た日本はリードを譲ることなく、0秒26差をつけゴールした。体調不良を押して滑ったウイリアムソンは「後半はかなりきつかった。それでもどうしても勝ちたかったので食らいついた」と相好を崩した。
絶好調の一戸の力を最大限に生かした。個人種目で強引に引けを取らない滑りを見せているエースは通常よりも半周多く先頭を託され、期待に応えた。「調整は難しいが今回はそれがあったということで良かった」と喜びもひとしおだ。
直後に女子がW杯10連勝をあっさり達成し、”アベック優勝”も2年ぶりに実現。影に隠れがちな男子が「自分たちも負けないようにやれば世界のトップの常連になれる」(土屋)「伸びしろはたくさん残ったチーム。タイムはもっと縮めることができる」(一戸)と自信を深めたレースだった。