4月15日(金)上毛新聞(スポーツ1面)にてメモリード所属スピードスケート 土屋良輔選手のインタビュー記事が掲載されました。
▼上毛新聞記事(以下引用)
スピードスケート
北京五輪6位入賞
北京五輪男子マススタートで6位入賞を果たしたスピードスケートの土屋良輔(27)=メモリード、嬬恋高出身=にとって、今回の五輪は世界との差が縮まっていることを実感する機会となった。2大会連続出場を果たした男子1万メートルでは平昌から順位を一つ落とし、11位に終わったが、4年前からは8秒ほどタイムを縮めた。本県関係者の後押しが力になったと振り返りつつ、4年後の五輪も視野に入れる。「スケート界の盛り上がりに貢献したい」と将来的には本県での次世代育成にも意欲をにじませた。
「地元の支援が力」
2月に閉幕した北京五輪を振り返って。
1万メートルはタイムが(前回の平昌より)伸び、力は出し切ったが、メダルに届かなくて残念だった。納得のできる滑りだったが、満足のいく結果ではなかった。
悔いはないが、もっと上を目指せる手応えを得た。同走したドイツ選手に前半は引っ張られ、自分のペースに持ち込むことができなかった。後半は自分のペースを維持して、最後はラップを上げることができた。(6位入賞した)マススタートは予選でポイントを獲得する思い通りのレースができた。逃げ切る展開に持ち込みたかったが、メダルが懸かった決勝は、他の選手のマークもきつかった。(そうした状況で)ポイントを獲得する作戦に変更したことで入賞につながった。
五輪に向けた調整は順調だったのか。
けがなく練習ができた。1週間程度仕上がりが早かったが、1万メートルの開催日まで調子を維持できた。五輪直前はけがをしないよう、トレーナーとケアしながら、万全な状態で北京に入れるように意識してトレーニングを重ねた。
今回の五輪で世界との差をどのように感じたか。
差は縮まっている。(昨季)前半戦のワールドカップでタイム差もなく、全体の4番目に匹敵するものを出せた。国内でも良い記録が出た。各国の選手会の記録と比べても互角だった。ただ、地力の差があったのかもしれないので、ベースの力を上げていきたい。
日本のスピードスケート長距離種目をけん引してきた。今後のキャリアについてどう考えているのか。
2年後の世界距離別選手権を目指したい。この結果を見て、4年後を目指す判断したい。自分は伸びしろを感じている。(競技を)続けられる環境とモチベーション、競技を辞めた後の環境を合わせて考えていきたい。
地元の声援や支援は届いていたか。
地元の力は大きい。所属先のメモリードも地元企業としてサポートしてもらっている。群馬の小中高でスケートを経験したことで、いろいろ人の力をもらっている。群馬のスケートを盛り上げ、次世代育成にも取り組みたいので、今後考えていきたい。
土屋良輔選手についてくわしくはこちら>>
土屋良輔(つちやりょうすけ)
スピードスケート/メモリード嬬恋高出身