【群馬】12/31(木)上毛新聞(19面)にメモリード所属 土屋良輔選手の記事が掲載されました。
▼上毛新聞記事(以下引用)
全日本スケート
土屋良輔[メモリード]国内最高V
スピードスケートの全日本選手権最終日は30日、北海道帯広市の明治十勝オーバルで行われ、男子1万メートルは土屋良輔(メモリード)が13分14秒89の国内最高記録で優勝した。(中略)全日本選手権は昨年まで4種目総合で争われてきた。今年は距離ごとに競う五輪と同形式となった。
柔軟な足運び体得
土屋良は11月の全日本選抜八戸大会でマークした自身の国内最高記録を1秒21縮めて今季2勝目を飾った。400メートルのラップを31秒5前後に保ち、終盤粘った。ナショナルチームのヨハン・デビットコーチは「ライク・ア・マシン」(機械のように)と長距離の心得を伝えており、好敵手の一戸誠太郎(ANA)は「土屋はそれを体現している。世界を感じる」とうなった。
今季取り入れた新たなコーナーワークが効いている。歩数を増やして一蹴りの余分な力を抜いた。「2018年平昌五輪までは力を出すことに必死だったが、疲れが残りやすく調整が難しかった」という。今夏の自転車練習でペダリングの効率を意識し、柔らかい足運びを体得しつつある。
八戸大会からさらにラップの安定感を増し、あとは終盤にどれだけ足を残せるか。「最後の4周でラップの落ち幅が大きくなったのは反省点」と国内最高にも慢心はない。5位に食い込んだ昨季の世界距離別1万メートルでトップ層は終盤にラップを戻す余力があることに気付き、「そこで差を付けられた」と実感している。
22年北京五輪を意識して各国のタイムトライアルに目を光らせ、「1万メートルの記録は上がっている。今のままでは中の上。確実に五輪の枠を取る、五輪で勝負するとは言えない」と危機感を募らせる。世界一を本気で狙う情熱を抱き、心揺らがぬ機械のような精密さを追求する。心技の融合で一段と高みに達しようとしている。
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