心に残るお葬式を
伊勢崎メモリードホールで、音楽の先生をお見送りしたご葬儀のことは今でも印象に残っております。故人様は現役を引退された後、コーラスの指導者として活躍されていて、その教え子の方たちがたくさん焼香に来られました。告別式の時、サプライズで教え子の皆様が祭壇の前に並ばれ、「この道」をアカペラで大合唱されたのです。参列された他の方たちも、皆涙を流していました。最後の出棺の時も、音楽のテープではなく残っていただけた方たちの歌声で旅立たれ、深い感動を呼んだお葬式でした。
ご葬儀では、宗派の考え方の違いなど、ご葬家様によってさまざまな事情があります。ですから私たちスタッフも、ひとつひとつのご葬儀で対応に配慮が必要です。「担当があなたでよかった。これからもメモリードでお世話になりたいです」「いいお葬式ができました」などとお褒めのお言葉をいただけた時は、とてもうれしく思います。
ご家族様はもちろんのこと、故人様の思っていた考えやご希望も取り入れたご葬儀をつくり上げていきたいと思っています。ご葬家様にとってなんでも相談しやすい担当者であるために、あまり距離感を感じられないよう、やわらかく接するように常に心がけております。最近ご希望される方が多くなってきた家族葬も、メリットとデメリットがありますので、それらを分かりやすく説明し、ご納得いただけるように打ち合わせも工夫しています。
お客様に接する時は、その方の目線に立って、心配事がないように細かく説明し、丁寧で親切な対応を心がけています。私たちにとっては仕事ですが、その意識があっては真心の込もったサービスとは言えません。常に初心を忘れず、「お客様のために」どうしたら心に残るご葬儀にできるのかを考えながら業務に取り組んでおります。
多くの方にメモリードをご利用いただける式場にすること、一人でも多くのメモリードファンが増えるようにすることが私の目標です。ご葬儀の担当をしておりますので、もしもの時には自分を指名してお声をかけていただけるよう、お客様に寄り添い、信頼関係を築く努力をしてまいります。