お客様に安心を届ける葬儀社であるために
ある日、1本のお電話を取ったところ、以前私がご葬儀を担当したお客様からのご葬儀のご依頼でした。以前はその方のお母様のご葬儀を担当し、今度はお父様が亡くなられたということでした。私もお客様も、電話越しにお互いの事がすぐわかりました。以前そのお客様から「父の葬儀もまた阿佐美さんにお手伝いしていただきたい」とお言葉を頂戴しており、その時のご要望にお応えしたいと強く思いました。お父様のご葬儀が無事に終わり、控室でお話をしていた時、最後にそのお客様から「阿佐美さんにお手伝いしてもらえて本当に良かった」と、涙を流しながら感謝の言葉をいただきました。その言葉がとても嬉しくて、思わず私も涙を流してしまいました。
接客では、常にお客様の立場に立って物事を考え、行動するように心がけております。ご葬儀のことがよくわからないというお客様も多くいらっしゃいますので、ご案内や説明をする時は、わかりやすい言葉や表現を使うように意識しております。また、お互いの認識にずれがあっては後々大変なことになってしまう恐れがありますので、お客様からのご依頼やご質問などは、その都度しっかりと確認をしながら対応するようにしております。
どんなお客様も、ご葬儀の経験は少ないものです。喪主を務めることなど、人生に1度か2度あるかないかだと思います。そんなお客様が多い中、お帰りになる際に「メモリードさんに葬儀をお願いしてよかった」という言葉をいただけると、お手伝いができてよかったと心が温まります。
お客様によってそれぞれご希望の形は違いますが、ご葬儀は大切な家族を送り出す儀式です。故人様との最後の日でもあります。お客様には悔いの残らないよう、故人様とのお別れをしっかりしていただくことがとても大切だと感じております。
お客様にはもちろん、一緒に働くスタッフひとりひとりにも気を配り、誰もが気持ちよく仕事ができるよう環境を整えるのも、責任者である私の役目です。今後も、メモリードにご葬儀をお願いしてよかったというお客様が1組でも増えるように努め、もしもの時には、ここにお願いすれば安心だと思ってもらえる葬儀社でありたいです。